ツキを呼び寄せる法則、運がよくなる科学
ラッキーな状況が日常的に起これば、毎日をとても幸せな気持ちで過ごすことができるかもしれない。
事実、このニーズに答えるための書籍が多数出ている。 ここでは、その分野の書籍を簡単にレビューしていくことにする。
※このレビューの最後に
『ツキに関する格言集』と『強運レッスン あなたの眠れる能力を200%引き出す魔法の授業』があります。
「ツキ」の科学 運をコントロールする技術
アマゾンの高評価レビューにもあるように、この本のポイントは、ツキが良い人の共通点を5つあげているところだ。
1)社交性に富んでいる
社交性に富んでいることは、大体の場合に於いて、幸運をもたらす。
では、なぜ、社交性に富んでいると『運が良い』のであろうか?
著者によると、幸運は他の人の手によってもたらされる場合が多い。
つまり、社交的であると、友人が多い、自分を知っている人が多いために、
幸運をもたらせてくれる人間が多くなる。
2)直感力が強い
これは、スピリチュアルな話ではありません。
直感は、自分が周囲から取り入れた情報から生まれる。
直感が当たるためには、また、下記3つのルールを守る必要がある。
・直観に十分な情報の裏付けが有るか確かめる。
これによって、情報の信頼度が上がる。
・願望と直感を混同してはならない。
直感が、自分が願っていることと同じである場合、それは疑った方が良い。
・直観力を自らの意思で鍛える。
これは、自分が今、何をどう感じているかを確かめることが大事である。
自分が感じていることを正しく理解し、その原因を特定していくことで
進むべき道が見えてくる。
3)勇気がある
勇気のある人は、常にチャンスに目を光らせている。
勇気と無謀(向う見ず)の違いを見極めている。
勇気が有る人は、情報が不確かな状況でも、最初の一歩を踏み出せる。
4)ラチェット効果を働かせる
これは、物事が予期しない方向に進みだした時に、「歯止めをかけること」である。
そのためには、常に自分に厳しくあること、そして非を潔く認めることである。
人は、自分の非をなかなか認められないために、損切りすることが非常に難しい。
5)悲観的推測に基づいて行動する
これは、臆病であることが重要なのではなく、クリティカルシンキングを使い、
『備えあれば憂いなし』の状態を作っておくことが大事である。
この5つをみると、”しっかりした人”という印象が浮かぶ。
つまり、これだけ揃っていれば、物事が上手くいくのは当然だろう、ということ。
例えば、1の”社交性にとんでいる”
社交的で人脈が豊かであれば、情報やお金の流れる量も増すので、ツキが上がったようにみえるのも頷ける。
ただ、裏を返せば社交性に飛んでいなければツキは呼び寄せられないのか?
という懸念が浮かぶ。
となれば、社交性を上達する技術も学んで身につけなければならない。
つまり、実力=運とする解釈が発生してしまう。
更にいえば、成功本をまとめただけのような感も拭い去れないこと。
別段これは太鼓の音から情報の使い回しは鉄板なのだから、問題はないと思う。
それでも、もしあなたが、”祈っていればツキが回ってくる””願いが叶う”と思っているならば、
この本から得られた情報への感想は、”残念”という結末になるかもしれない。
ちなみに、社交術の書籍からは、アドルフ F.V.クニッゲの『人間交際術 (智恵の贈り物)』。
●能なしは助言を与えたがる
●洗いざらい話さない
●言葉や知識は小出しにする…… など、
右のページに短くて鋭いアドバイスがあり、左のページでその解説がのっています。
参考文献:アマゾンレビューより1部抜粋
この3つだけでも、「ついつい…」と調子に乗ってしまい 思い当たるフシがあるので、気をつけなければならないなと思う。
結局、現実の上でツキを呼び寄せるには、鉄板(より確実)の方法を積み重ねていくしかないのかもしれない。
なので、理屈では納得がいく一冊。
ツキに関する書籍一覧
簡単にツキを呼び寄せる方法
最後にツキを呼び寄せるポイントを1つ。
ツキ(運)を良くするには、期待値を下げることこそが重要。
”ツキ”や”幸運”というものは、感覚的なものが多くのウェイトを占めている。
なので、意識的にしろ、無視意識的にしろ、相対的に比べる必要性があるわけだ。
思い込みで”運がいい気がする”と思えれば、それに越したことはない。
なぜなら、それはそれで答えだから。
とはいえ、深く根ざした思考法(洗脳技術)などでないかぎり、より現実的なものには必ず思考は影響されてしまう。
なので、数字による現実的な例を1つあげよう。
例えば、億万長者が投資家何かで10万円の臨時収入を得た時に得られる”ツキの良さ”と、
あすの生活にも困っている人が手に入った10万円の臨時収入では、ツキの重みも違うはずだ。
一般的には10万円の臨時収入は、いいほうだと感じる割合が多いのかもしれない。
それでも、人によって基準は様々だと思う。
極論的にいえば、今ここで生きていること自体がラッキーなのかもしれない。
しかし、この感じかたも人によって変化する。
どちらにしても、何にラッキーだとか、ツキがあるとか感じるかは、
今が最悪の状態だと思えれば、全てはラッキーな出来事に見えてくる。
ただ、実はそれだけでは不十分となる。
現実とは=結果ということになるからだ。
今生きていることは、”経過”の中に存在している。
なので経過と結果の差が苦しみに繋がってしまう。
つまり、わかりやすくいえば、結果を求められた時、結果を出せない経過を生きている自分
という場合に、誤差が生まれいてる状態だと悩みや苦しみが増す。
なので、経過という流れの中を生きている私達は、結果の前に、
今が最悪だと認識した上で、どちらに向かっているのか?
という問いかけを忘れてはいけないと思う。
今まさに良くなっている という流れの中で生きていることを実感していくことが、
無意識的行動の中で、その状態にもってくという努力も生じていく。
それらが、ひいてはツキを呼び寄せている状態に導いてくれるだろう。
ツキに関する書籍一覧
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こちらは実にユニークです。
強運レッスン あなたの眠れる能力を200%引き出す魔法の授業