SEOの今後はどうなっていくのだろうか…
少し気になる情報が飛び込んできたのでシェア。
米Googleは5月5日、YouTubeの公式チャンネル「Google Webmasters」で、今後のページ評価システムについての質問に答えた。これまではバックリンク(他ページからのリンク数)が大きな判断基準となっていたが、今後数年間でバックリンクの重要性は徐々に薄れていくだろうと述べている。
代わりに基準となるのが「コンテンツそのものの質」。特に重要視されるのは「誰が書いたか」ということ。例えば、ある分野の専門家がその分野のコンテンツを書いた場合は「質が高い」コンテンツだと判断される。また、著者が分からない場合でも、言語解析技術によってコンテンツの質を判断していくという。
今更感もある。
とはいえ、再確認できた。
となれば、知りたい事は、その「ある分野の専門家」をGoogleが今後、どういう基準で判断していくか?ということになるだろう。
ただ、その分野の記事だけを書いておけば専門家とみなすのか?
であれば、キーワード事にサイトを量産していけばいいだけの話だ。
しかし、これでは今までと同じになってしまう。
ということは、やはり「誰が書いたか」というのが重要だということか。
「著者が分からない場合でも、言語解析技術によって」ここがもっとも気になったところだ。
コンテンツの質を測る上で、私たちが普段友人と会話をするような「自然言語」を処理する技術を取り入れることが重要だと考えているようだ。
自然言語処理とは?
自然言語処理(しぜんげんごしょり、英語: natural language processing、略称:NLP)は、人間が日常的に使っている自然言語をコンピュータに処理させる一連の技術であり、人工知能と言語学の一分野である。
引用元: 自然言語処理 – Wikipedia.
なるほど…
ではこれからは、堅苦しい言葉は抜きで、と同時にキーワードもそこまで意識しなくても良くなる可能性が高いのかもしれない。
例えば、「SEOって、今後どうなるのかな?そうだな~自然に話す言葉が分かるようになるから、こんなフランクな言葉でもいいんじゃない?」
このような感じだろうか。
もう少し想像力を働かせてみよう…
もし今、背中がとても痒くなったとする。
そんな時「背中が痒いよ、どうにかなんないかな?」とGoogleに聞くと「このような方法があります」といった答えが表示されるのか?
ということは、これまでの単語(キーワード)での検索が、会話形式(全体での流れ)になっていくのだろう。
これまでコンテンツ作成の際に、キーワード(検索エンジン)を意識すると、少し不自然な文章になり、書きたいことが書きにくくなる、とはいえコンテンツに集中して書けばアクセスを集められないというジレンマが生じることが多かった。
けれど最近では確かに、ある程度「この主題に関して書く」と決めるだけで、キーワードをそこまで意識せず書いた方が、スムーズにアクセスを呼び込めるようになった感は出てきていた。
それでも、「まだまだだなぁ」という感は否めなかったのだ。
それが、今回の発表で、キーワード狙いのアクセス集めから広告貼りから、コンテンツからの濃いアクセスになれば、ユーザーも広告主もサイト運営者もメリットが出てくるだろう。
やっぱり、対策よりも自然な流れが1番だと思う今日このごろだったので、丁度いいタイミングだった。
なぜなら、検索エンジン対策に目がいってしまうことで、「あれ?何のために作ってたっけ?」という事が生じなくなるからだ。
自分的には、これほど嬉しい事はない。
SNSでイイネ!や拡散がされた方がSEOになる、なんて事には触れていないこともいい傾向だろう。
バンドワゴン効果なんかが、SEOに反映されたら、サクラ効果やステルス性まで生じてきかねないからだ。
バンドワゴン効果(Bandwagon Effects)
バンドワゴン効果とは、ある製品・サービスを消費する人が多ければ多いほど、顧客がその製品・サービスによって得る満足・安心感が増加する効果のこと。群集心理における同調現象のひとつ。
また、流行しているという空気を醸成することによって、その製品・サービスへの支持は一層強くなる。
共感を狙った文章や、セールスが上手な文章は書けなくても、専門的に突き詰めていきたい、と思っている人は多いと思う。
私自身、その中の1人だから、それがアクセスと収益に繋がっていくことを望む次第だ。
上手に検索エンジンを騙した奴、或いは群集心理を操り扇動することで、上手に躍らせる奴が儲かる時代は、本来、誰も望んではいないのではないだろうか…
とはいえ、今回の記事には、検索からのアクセスは、まだ来ないだろう…