pocketといえば、気になったサイトのページを「あとで読む」で保存できることで有名なネットサービス。まとめたページはインターネットに接続していなくても読むことができる。iPhoneやAndroidのアプリでも、外出先でまとめてゆっくり読むことができる。ページを保存する際にはFirefox・Chrome・IE(インターネットエクスプローラー)の全てのブラウザに対応している。
pocketの使い方を覚えようと決めた経緯
pocketを始めようと思った前に、実はある書籍で紹介されていたreadabilityというサービスを使うつもりだった。すると2013年の12月に一時的だけ無料で提供されており、現在では有料らしいことがわかり、しかも更に高機能なpocketが無料で提供されていることがわかったので、pocketから使い始めようと思った次第だ。
そもそもなぜ『あとで読む』を利用したい、と今更ながら決めたのか?というと、情報収集の際に、直ぐに情報が溜まってしまうからだ。
元々はお気に入りにドンドン入れていたのだが、気がつけば4000を超えていた。
これまで表示速度(重さ)の関係で、ブラウザを乗り換えた経緯で、IE⇒firefox⇒Chromeと引っ越す際に、これではイカンということになった。
その理由で、余程出ない限りお気に入りには極力入れないことで、これ以上増えないようにしてきた。ちなみに、よく見るサイトはGoogle日本語入力のサジェスト(履歴)、あるいは検索(またはURL)の履歴や候補を利用した方が早かったので、そこからサイトを開いていた。
ただ、情報収集している途中であとで読むが増えて来る場合、つまりお気入りに入れるまでもなく、1度目の表示なので候補や履歴にも表示されない。かといって1度閉じてしまうと、あとで読むこと自体を忘れてしまいかねない。
なので、ブラウザのタブで残しておき、切り替えて表示させるようにしていた。
ところが、このタブが50を超えてくると、ファビコンが表示されなくなるので、探すのに手間がかかってくる。
そこで、タブを閉じたものを保存しておくChromeのツールをいくつか使ってみたが、数が多く整理をしなくてはならないので意味をなさなくなってしまった。
結局、Chromeを情報収集用とよく使う用と分けることにしたのだが、それでも計80超えてくる事態に。
当然、ccleanerで掃除する際に、定期的に整理するようにしている状況でこの結果だ。
以上のような理由で、ウェブページ自体を保存しておけるpocketは試す価値があるのではないか?と思った次第だ。
Introducing Pocket on Vimeoに出ているこの映像をみれば、pocketがどんなものなのか何となくわかるだろう。
※歩きスマホは危ないのでやめましょう。
Introducing Pocket from Pocket on Vimeo.
pocketの2014年1月現在の使い方を簡易的に解説
pocketをこれから使ってみようという人がいるかもしれないので、簡易的に現時点での登録の方法から使い方まで解説しながら進めてみようと思う。
※日本語版はない
まず、こちらが登録画面
http://getpocket.com/
「メールアドレス」「ユーザー名」「パスワード」を入力、その後「SIGN UP」をクリック。
※ユーザー名が既に使われている場合、赤くなるので、赤くならない名前を英数字で入力する。
画面が切り替わると、日本語でChromeでの使い方が表示される
日本語なので、この後は解説の通りに進めていけば、簡単に登録できるだろう。
てっきりメールでの確認ボタンをクリックが必要だと思ったが、すんなりここまで進んでしまった。
ちなみに、今回はChromeでサインインしたので、Chromeのアプリがインストールされた形になったが、FirefoxでもIEでも同じだと思う(未確認)。
ページを保存したい画面の右上のチェックマークをクリックすると、最初だけログイン画面がでるので、ユーザー名とパスワードを入力しサインインをクリック
その状態でクリックすると、TagsとViewのボタンが表示される。Tagsをクリックすると小窓が表示されて、後で管理しやすいよう好きな言葉をタグ付けすることができる。
Viewボタンを押すと、管理画面が表示される
試しにこのサイトのページを入れてみた。右側の画像が表示されていないのは、実はpocketの管理画面で間違えてチェックマークをクリックしてしまったからだ。
セキュリティページはこのように保存されないようになっている。
そんな時には、消したい画面の下にあるゴミ箱のマークをクリックすると、簡単に削除できる。
これは保存した画面を開いた時に、上部に出るマーク。チェックマークをクリックすると、既読のフォルダへ移行するので、未読かどうかすぐに分かるようになっている。
※もし戻したい場合は、再度クリックするだけでいい。
※※画面右上にあるチェックマークは、押すとシェアできるようになっている。(つまりプライバシーから表に出るということになる)
pocketにメールで送信
pocketにURL付きのメールを送信することで、ページを保存できる。
先ほどサインインした際に、送られてきているメールの真ん中にあるリンクをクリック。それだけでメールから送信すると保存できるようになる。
※画像は翻訳をかけたもの
画像にあるように、add@getpocket.comにURLだけ送信すると保存される。
もし、1つ以上のURLが付いていた場合、最初のURLのも保存されるようだ。それと、管理画面に反映されるまで、少しタイムラグがあるかもしれない旨が解説ぺーじに書いてあった。
■メール経由でpocketに保存する方法
試しに送信してみると、このような画面になり、クリックしてみるとブラウザでサイトが表示された。
おそらく、一旦ウェブページを表示させた上で保存する必要があるのかもしれない。
Pocketで保存したものをスマートフォンのアプリで観覧
Pocketはスマートフォンの、AndroidとiPhoneのアプリにも対応している。
先ほどの、サインアップした後に表示される画面の右下から、それぞれのアプリをダウンロードできる。
※他のブラウザのツールもここでダウンロード可能。
1度クリックすると、アプリのダウンロード画面へ移行してしまうので、他の機種のアプリをダウンロードしたい場合には、管理画面の下部にリンクがある。
インストールされたアプリを開き、loginをタップすると、ユーザー名とパスワードを入力する画面が表示されるので、必要事項を入力し「login」をクリック。
※ちなみに、スマートフォンからもサインアップは可能なようだ。
その後解説ページが続くので、「NEXT」をクリックしていく。
最後のページで、「View your List」をクリック。
すると、PCで保存したぺーじがあるので、観たいページをクリックすれば観覧できるようになる。
Pocketをサイト管理者からの視点で観てみると
Pocketでは、デザインは反映されないようなので、シンプルに表示される。
記事中の画像やリンクなどはそのまま表示されている。
ただリンクに関しては、タップするとブラウザが立ち上がるのではなく、Pocketで表示されるようだ。
更に文字などの装飾タグも反映されない。
なので広告も消えている。
このことから極端な例でいえば『あとで読む』を全員が読む用になると、サイト運営者は収益原が無くなる。
Googleも困るかもしれない。
という流れで、実は昨年末このPocketと似たような昨日のアプリを開発していることを発表している。
ただ、ページを保存し、オフラインでまとめて読むのではんく、Facebook上で読めるようにするのだとか。
2013年初頭にもFacebookのCEOであるザッカーバーグ氏が語っていたのが
「Facebookを最もパーソナライズされたニュースメディアにしていきたい」
という構想。
その流れで、全てのウェブページをFacebook上で読ませることで、滞在時間をより長くするための取り組みらしい。
2人は世界最大のSNSであるフェイスブックが向こう3年以内に事実上消滅すると結論付けた。
論文には、2008年に最盛期を迎えた後で急速に衰え、11年までに無きに等しい存在になったSNSの米マイスペースの例が挙げられた。また、グーグルの検索クエリーのデータを利用して人気度を測り、フェイスブックは12年に人気が最高潮に達し、既に衰退し始めていると述べた。同年から「検索頻度の下降トレンド」が見られるとしている。
これに対しフェイスブック側も皮肉で返している。
「あとで読む」まとめ
あとで読むアプリを使えば、外でサイトを観ている時、画面が小さく読みづらい時も、家に帰ってからPCでゆっくり読める。
逆もしかり。PCから保存しておいたページを、外で待ち時間などの際に、本を読むように、サイトのページを読むことができるようになる。
私的には、wifi以外で接続することは殆どないので、銀行などの待ち時間に利用していこうと思う。
あとで読むのツールは、Pocket以外にも最初に紹介した有料のreadabilityやInstapaperそしてTumblrなどがあります。
Instapaperも有料。こちらはインターフェイスが美しいけれど、モバイルに弱いようだ。
Tumblrは共有という意味では優れているのかもしれない。※共有なら、はてなブックマークでいいかもしれない。
他のアプリもおいおい試していこうと思う次第だ。
今はとりあえずPocketで十分である。
■iPhone用アプリ⇒Pocket (Formerly Read It Later)
■Android用アプリ⇒Pocket